電車で行ける、はじめてのトレイル 中国・四国の4本

中国・四国で最初の1本を走るなら、駅から歩いて山に取りつけて、帰りの電車の心配が無い道がいいはずです。香川・高知・岡山・広島から1本ずつ選びました。

どれも 12km 以下で、登りは 350m 以下。途中にトイレがあります。四国の2本は遍路道や札所の山、中国の2本は自然歩道や古寺めぐりの道で、寺社の境内や石段は歩いて通ります。

1. 石畳の遍路道で山の上の札所へ ― 屋島

琴電屋島駅から屋島小学校の前の県道を北へ、遍路道の歩行者専用道入口へ。そこからは屋島登山道(遍路道)で、加持水・不喰梨・畳石を通って84番屋島寺へ登ります。入口から屋島寺まで約1.5km、石畳や階段で整備されていて、登りの前半は勾配がきつめです。帰りは東の旧遍路道を屋島東小学校へ下り、町の道で駅へ戻ります。

屋島は高松市がトレランコースを紹介している山ですが、四国遍路の道なので歩き遍路を優先し、追い越し・すれ違いは歩いて声をかけて。屋島寺の境内は歩きます。旧遍路道は途中で屋島スカイウェイを横切るので車に注意。補給は屋島山上(自販機・トイレ)で。疲れたら、山上から屋島山上シャトルバスで琴電屋島駅・JR屋島駅へ下りることもできます。

屋島 遍路道〜旧遍路道 周回(琴電屋島駅発着) 6.8・D+309m・目安1:10

2. 町なかを走って、街を見下ろす山へ ― 五台山

高知駅の南口から、はりまや通り(電車通り)の歩道ではりまや橋へ。町なかを東へ抜けて青柳橋を渡るまでは、ほぼ平らです。そこから五台山へ一気に登ります。五台山公園の中の遊歩道(階段あり)と山腹の車道で竹林寺の東へ上がり、山頂の展望台を往復。展望テラスからは高知市街と浦戸湾、高知港が見渡せます。帰りは竹林寺三ツ石線(下り一方通行の車道)とふもとの道で青柳橋へ戻り、同じ道を駅へ。

4本のうちいちばん長いコースですが、山道は公園の中の短い区間だけで、ほとんどが車道と歩道です。山腹の車道は車が通るので端を走り、歩道の狭い町なかでは歩行者に注意。登りの途中で公園のトイレの前を通り、展望台には駐車場と食事処があります。牧野植物園(有料)と竹林寺の境内は走りません。帰りは高知駅と五台山・桂浜を結ぶ周遊バス(MY遊バス)も使えます。

五台山(高知駅発着) 11.2・D+154m・目安1:22

3. 1234段の階段で山城の跡へ ― 福山城跡と安養寺

岡山県の中国自然歩道「福山城跡と安養寺を訪ねるみち」です。清音駅から乳神様の軽部神社に寄り、田畑と住宅地の道を福山の麓の歴史広場(駐車場・トイレ)へ。そこから1234段の直登コースで、福山(302m)の山頂へ上ります。山頂は南北朝時代の福山合戦の舞台となった福山城跡の一の郭で、東屋とベンチがあり、南が見渡せます。浅原コースを下って経塚群を抜け、花の寺の安養寺へ。あとは旧道と県道、町の道で倉敷駅まで走ります。

山道は福山の上り下り(約2km)だけですが、1234段の階段は急です。補給は清音駅・倉敷駅の周りで、山の中にはありません。トイレは麓の歴史広場に。軽部神社と安養寺の境内は歩きます。安養寺から先は車の多い県道を少し歩くので注意。夏は暑く、ハチ・マムシ・マダニ・イノシシに気をつけて。山頂からは福山の東の中腹の和霊神社の駐車場へ約20分で下りられます。

福山城跡と安養寺を訪ねるみち(清音駅→福山→倉敷駅) 9.7・D+276m・目安1:25

4. 坂の町を歩いて、海沿いを走って戻る ― 尾道三山

尾道駅から線路を渡り、古寺めぐりの坂道と石段で千光寺へ。石段を下りて猫の細道などの路地を東へ抜け、西國寺の参道の石段を上ります。山すその細い道と路地で浄土寺へ回り、浄土寺の東側から「観音のこみち」で浄土寺山の奥の院と展望台を往復。最後は国道沿い・海沿いの道を西へ、尾道駅へ戻ります。

このコースは、ほとんどが寺の境内・石段・住宅の間の路地で、観光の人が多い道です。走るのは浄土寺から駅への戻りだけにして、坂道と石段は歩きましょう。商店街や海沿いも、混んでいるときは歩いて。トイレは千光寺公園に、補給は尾道駅前や商店街で。どこからでも町へ下りられ、千光寺山ロープウェイ(片道大人500円)や、おのみちバスで途中から乗り降りできます。どの山も低く、夏は暑いので水は多めに。ハチ・ヘビにも注意。

尾道三山めぐり(千光寺・西國寺・浄土寺山) 7.1・D+261m・目安2:09

はじめての日に持っていくもの

走る前に覚えておきたいこと

どのコースも、カードの「コースを開く」から地図と区間ごとの情報、トイレ・水場、帰りの電車を確かめられます。

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